岡山県北(美作地域)のおでかけ・お散歩情報

地形

  蒜山三座、皆ケ山といった鳥取県境の山に囲まれ、標高500mのなだらかな高原地帯です。中国山地の稜線の北側にあり、位置的には日本海が近い場所です。北壁に大山が聳え、高い山々から吹き下ろす冷たい空気のお陰で温暖な中国山地の中で冷涼な気候を保ち、西の軽井沢と呼ばれます。
  100万年前に、大山・蒜山の噴火活動により頂部が堰き止められて湖が形成されました。
 後に中国山地側が削られて湖水は瀬戸内側へ流れ出し、勝山湯原間に深い渓谷を刻むと共に自身は平坦な高原となり、旭川水系を形成して岡山県を形作りました。

産業
  古蒜山湖時代、湖底に蓄積した珪藻土は七輪などの材料として大量に採掘されました。蒜山・大山の噴火で堆積したクロボク(火山灰土壌)は大根の生産に適しており、西日本の一大産地となっています。特に夏大根(蒜山大根)は初夏~秋を通して近畿圏に大量に出荷されています。
  ジャージー牛は昭和29年に持ち込まれた家畜ですが、小柄で良質な牛乳が得られます。国内最大の飼育地です。小柄で従順なため、現在は観光目的で飼育されています。色は茶色の褐毛をしています。

歴史
  旧石器時代~縄文時代の中山西遺跡は縄文早期の竪穴住居としてたいへん珍しいものです。古代、この地に出雲に通じる文化圏が早くから発達していたことを示しています。
  中世はたくさんの山城が作られました。

蒜山

蒜山
蒜山
 蒜山三座(上蒜山・中蒜山・下蒜山)と蒜山高原の話題です。

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