花の普門寺
普門寺は真庭一の観光地の一つかもしれません。
里の人々が催しを絶やさず、常に山野が手入れされていて、往路含め集落一帯が美しい状態に保たれています。
寺門へ続く道は紫陽花、四季桜、紅葉が彩ります。真庭有数の四季桜の名所でもあり、状態のよい紅葉の紅葉と相まって美しい景色を作り出しています。
お寺は古い伝統があり、重要文化財に指定されている仁王門を配します。
駐車場には拭屋根の小屋がありイベントでは出店になります。少し上がった山頂は夕すげ公園と古民家があり、上田小学校では土日喫茶が開かれています(宿泊も可能です)。
年間を通して楽しむ事ができますが、初夏のあじさい、夏の夕菅、秋の紅葉と四季桜が見所です。
主用道路から少し離れていますがアクセスもしやすく四季の花を楽しむ名所となっています。
普門寺の道向かいは小高い山になっており、その間はちょっとした谷間になっています。この谷間から山に向かって駆け上がるように一面の紫陽花が咲いています。
夕菅ひろばと呼ばれる山頂の広場へ向かう道から脇へ入る小道です。
普門寺は聖観音菩薩を本尊仏とする寺院。寺伝によれば弘仁7年(816)弘法大師によって開かれました。仁王門は普門寺に残る最古の建造物で、金剛力士像が安置されているのを見ることができます。重要教育文化財に指定されています。
真庭市指定文化戟(建造物) 普門寺仁王門一棟
真庭市田原山上二一二七番地
永和元年(一六八一) 建立で、 本造二層構造、桁行三間、梁間ニ間、屋根は、人母屋造り本瓦葺きの三間一戸の桜門である。上層には銅鐘をつるし、下層には一対の金剛力士像を安置する。
高欄、下層の板壁、技き、本柱の一部、前間の床板については後補である。
境内(外)です。仁王門への連絡路の小道があり、通年紅葉している紅葉と紫陽花が咲いており、あじさい小道と名前が付けられています。
夕菅公園という山頂の広場。普門寺同様、畑の際に沿って四季桜が植えられ、それを背景に夕菅が咲き乱れる広場です。コンサートの会場になることもあります。
秋には屋根の葺き替えが行われることもあり、間近にその様子を見ることができます。
小道を上がる短い石段。手すりがついています。
中はすぐ境内です。
仁王門は普門寺に残る最古の建造物で、天和元年(1681)に再建されたものです。桁行三間、梁間二間の入母屋造りの楼門。屋根は苔葺きでしたが現在は本瓦葺き。二階には銅鐘を吊るしています。
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